• ステファノウムBrazil

    息子のボランさんはエスプレッソ系世界大会優勝、ガラムさんはブリュワーズ世界3位と息子お二人が競技会で実績を残されています。農園を所有している一族でこの実績はとてもとてもすごいことです。そしてそのお父さんがステファノさんになります。韓国系移民であるステファノさんは大変な苦労をして今に至ります。バイヤーもまだウムファミリーが無名の頃からお付き合いを始めて今に至っています。素晴らしい人間性だからこそ宿る一杯のコーヒーをお楽しみください。

    生産地:スルデミナス
    標高:1000m~1200m
    品種:アカイア
    精製方法:ナチュラル
    SCA評価:86.5
    フレーバー:ほのかにグァバと緑茶
    味わいについて:柔らかい

Um Coffee は、現在ブラジルで2度のチャンピオンに輝き、2022年の世界大会で7位に入賞した現バリスタのボラム・ウム氏が設立した会社です。(つい先日ボラムは、3度目のチャンピオンに輝きました)

韓国人一家のコーヒーの歴史は、2007年、ステファノ・ウム氏がスペシャルティコーヒーを生産するために、カンパーニャのスール・デ・ミナスで農場を購入することを決意したことから始まりました。スペシャルティコーヒーの市場が海外だけでなく国内でも拡大していることを知った彼らは、コーヒーショップ、自社焙煎所、コーヒースクールの開校を決意しました。コーヒーショップでは、自社農園のコーヒーだけでなく、ブラジルの他のエリアのコーヒーも提供しています。ファゼンダ・ウムでは、ブラジルの伝統的な品種だけでなく、エキゾチックな品種の研究や、さまざまな発酵・乾燥プロセスの研究にも専用のエリアを設けています。多様なテストを通して、カップの中で思いがけない結果が得られることを知っているからです。現在、総生産量は1500袋で、手作業で収穫され、100%天日で乾燥されています。

<バイヤーコメント>
ほとんどの農家さんたちが、機械乾燥と天日乾燥の両方を使うのが多い中、ステファノ氏のこだわりである100%天日乾燥。今年はすべてアフリカンベッドで30日~45日かけて乾燥させていくことで、さらにクリーンカップの向上につながりました。雨が少なく、乾燥しすぎていて、なかなか生産量の確保が年々難しくなってきていますが、クリーンさと独特のフレーバーを是非お楽しみください